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幼少とは?/ ディック

[ 1220] 幼少期
[引用サイト]  http://pine.zero.ad.jp/~zac81405//abuse.htm

文豪エドガー・アラン・ポオは幼くして孤児になり、大学在学中に賭博で巨額の借金をつくり大学を中退、軍のウェストポイントの士官学校も素行が悪かったため放校処分になった。その後、結婚間もない若妻が死亡している。
ロックフェラーの父親は万能薬と称し石油を積めた瓶を売り、カナダで偽名を使って重婚していた。カーネギー、ロナルド・レーガンの父親も客観的に見てかなりの問題のある人物だった。両親に何らかの問題があることと、子供の非行とは因果関係がはっきりしない。
また、家庭環境も同じだ。リンカーンやイエス・キリストが極貧家庭に生まれたのは有名であり、ベンジャミン・フランクリンも正式な教育は2年しか受けられない程貧乏だった。松下幸之助は小学校を4年で中退している。
第三世界の子供はアメリカ人よりも圧倒的に劣悪な環境で育つにも関わらず、人口5%のアメリカは猟奇殺人の75%を生み出している。世界一犯罪発生率が低い国の一つである日本では、つい最近まで子供を教育するときに殴るのは当たり前だとされてきた。
重要な点は両親や教師が愛情を伴わない暴力を振るう場合だろう。幼少期に保護者や社会との信頼関係を築くことに失敗すると、以後の人生において人間を信じることの基盤が失われる。
現実の人間との信頼や愛に基づく関係は、健全に生きて行くには不可欠だが、暴力や虐待によって人を信頼出来なくなり、現実の人間に幻滅して空想の世界に生きるようにしてしまうのは、かなり危険だ。ルーカスは母親から虐待を受けた上に、非常に内気で義眼(兄が喧嘩してナイフでくり抜いた)を入れていたため、学校でいじめられていた。
ケンパーは母親の首を切り落とし声帯を切り取ってゴミ箱に捨てた後、首のない死体と性交、さらに暖炉の上に首を置いてダーツの的にした。ケンパーの母親は、典型的な暴君型でちょっとしたことですぐに怒鳴り散らしケンパーを地下室に閉じこめた。幼少期にケンパーは“処刑ゲーム”と称して人形の首を落として遊んでいた。
ルーカスの母親は暴力的でアルコール中毒、麻薬の売人だった。原因は不明だが彼は7歳まで女装で育てられた。教師が長い髪を切るように言ったため勝手に髪を切ると、無表情のまま後頭部を頭蓋骨を骨折するまで木棒で殴りつけた。また性交を見るように強要されていた。1951年にルーカスは大量殺人の最初の犠牲者として母親を殺している。
ただ、幼少期が不幸だからといって殺人を正当化する理由にはならないし、減刑するのも間違いだ。虐待を受けても立派に生きている人間は多いし、広島の原爆で凄惨な死体を大量に見た子ともたちが、異常な犯罪者に変貌したという話は聞いたことがない。
子供を虐待してもいいとは言わないが、虐待によって異常な人間が生まれるという主張は、かなり疑問がある見解だといわざるを得ない。結論としては、「遺伝+環境」が猟奇殺人犯を生み出すということになるが、因果関係が複雑であるために、「虐待が減れば殺人が減る」という簡単な方程式は成り立たない。

 

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