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ファイブとは?/ ディック

[ 993] ピチカート・ファイヴ - Wikipedia
[引用サイト]  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%81%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%B4

1990年代の日本において一世を風靡した「渋谷系」と呼ばれる系統に属し、その音楽性のみならずファッションなどの面でも評価が高かった。自らを「ハッピー」、「キャッチー」、「グルーヴィー」、「ファンキー」といった言葉で形容することが多い。日本における人気・知名度は必ずしも低くはなかったが、そのファン層は比較的限定されていた。また、その活動はアメリカやイギリス、フランスなどの欧米諸国にまで及び、このグループを知らない日本人にとっては「意外なほど」海外での知名度は高かった。 劇場版『チャーリーズ・エンジェル』('00年)で「トゥイギー・トゥイギー~トゥイギー対ジェイムズ・ボンド~」が流れ、ミック・ジャガーもピチカート・ファイヴのファンを公言していた。
1984年、小西康陽、高浪慶太郎、鴨宮諒、佐々木麻美子の4人をオリジナルメンバーとして結成。当初はドラマーの宮田繁男(のちのオリジナル・ラヴ ドラマー)を加えた5人の予定だったが、4人で「ピチカート・ファイヴ」を名乗ることとなった。
1990年、ピチカート・ファイヴは日本コロムビア/SEVEN GODS(後にTRIADレーベル)に移籍した。この背景にはそれまでの所属レコード会社であったCBS・ソニーの販売能力に対する疑問もあったようである。移籍と同時に田島貴男がオリジナル・ラヴでの活動に専念するため脱退したのを受けて、レコーディングやライブでサポートボーカルをしていた元ポータブル・ロックの野宮真貴を3代目ボーカルに迎える。また、高浪慶太郎が高浪"敬太郎"と改名し、1991年に高浪敬太郎コンボ&オーケストラとしてフジテレビ系テレビドラマのサウンドトラックを手がけたのを皮切りに、大量のリリース攻勢を仕掛けていく。
その名が広く知られるようになったのは1993年4月にリリースした「スウィート・ソウル・レヴュー」によってである。カネボウ化粧品「REVUE」シリーズ春のキャンペーンソングに採用されたこともあり、本作はスマッシュ・ヒットとなる。さらに同年6月に発表したアルバム『ボサ・ノヴァ 2001』(元フリッパーズ・ギターの小山田圭吾との共同プロデュースによるアルバム)はオリコンチャートで最高7位を獲得。12月にリリースした「東京は夜の七時」も、フジテレビ系の子供番組『ウゴウゴルーガ2号』のオープニング曲に採用されてさらに知名度を高め、一気に一流アーティストの仲間入りを果たした。
1998年は1月に筒美京平が作曲した「恋のルール・新しいルール」、7月にミディアムバラード調の「きみみたいにきれいな女の子」、9月にザ・コレクターズの加藤ひさしをフューチャリングした(実態的には野宮とのデュエット)「ウィークエンド」と建て続きにシングルCDがリリースされた。
10月からの新番組サタスマの音楽を小西が手がける事になり、エンディングテーマに「プレイボーイ・プレイガール」が採用され、コーナードラマ『少年頭脳カトリ』のオープニングテーマ(未発売)も「野宮真貴と野宮真貴(ピチカート・ファイヴ)」名義で担当した。「プレイボーイ・プレイガール」は同月発売の同名のアルバム(CD/限定LP盤)のタイトル曲だが、翌11月にシングルカットされ、8cmCDシングルで発売された。
2001年1月1日、21世紀最初でオリジナルとしては最後のアルバム『さ・え・ら ジャポン』をリリース。『東京』から視野を広げて『日本』をテーマとしたありとあらゆる楽曲が詰め込まれたこのアルバムでは、「東京の合唱」でフィーチャーされた松崎しげる・YOU THE ROCK☆は勿論、雪村いづみ・デューク・エイセス、ロケットマン(ふかわりょう)、横山剣(クレイジーケンバンド)、クレモンティーヌ、イマクニ?、ハナレグミなどの豪華絢爛たるゲストをフィーチャリングした事でも高い評価を受ける。
バンド結成から20年経った2004年には、コロムビア在籍時にリリースした映像作品のDVD再発売盤や、ソニー時代のベストアルバムとオリジナルアルバムの再発売盤がリリースされるなど、再評価の高まりが見られる。
さらに2005年、小西は息を吹き返しつつあるコロムビア・ミュージック・エンタテインメントとプロデュース契約をして、columbia*readymadeレーベルを設立し、ピチカートの解散から5年経った2006年3月31日に、同レーベルより旧日本コロムビア時代のオリジナル/ベスト/ライブアルバムの再発売盤をリリースした。これには小西がアレンジしたジャケットがあしらわれているおり、ライナーノーツの構成がオリジナルと幾分異なる作品もある。また、同レーベルの第一弾アーティスト、野本かりあがピチカートの代表曲である「東京は夜の七時」をカバーした(歌詞は留守番電話→携帯電話と変え、アレンジもほとんど変えられている)。
ピチカート・ファイヴのフロントマン的存在で、オリジナルメンバーの中ではただ一人、解散時まで残った。大半の楽曲において作詞・作曲を担当。
1988年、脱退した佐々木麻美子に代わって2代目ボーカリストとして加入。加入当時既にオリジナル・ラヴで活動していたため、これと掛け持ちする形になった。1990年に脱退。ピチカート時代の楽曲「夜をぶっとばせ」は後にオリジナル・ラヴ名義でもセルフカバーされている。
ウゴウゴ・ルーガのピチカート・ファイヴ(1994年2月10日)※フジテレビ系番組「ウゴウゴ・ルーガ」サウンドトラック、コロちゃんパック(カセットテープ)としても発売された。

 

[ 994] ファイブスター物語 - Wikipedia
[引用サイト]  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%96%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E7%89%A9%E8%AA%9E

この「ファイブスター物語」は、まだ完結していない作品や番組に関する項目です。ある程度ストーリー・番組内容がまとまってから編集するようにしてください。
4つの恒星で構成されている「ジョーカー太陽星団」が物語の舞台となっている。科学文明がその頂点を極め緩やかに衰退を始めている世界で、光の神・天照(アマテラス)とその妻である人工生命体ファティマ・ラキシス、そしてファティマと共に最強の戦闘兵器モーターヘッド (MH)を駆る戦闘人間ヘッドライナー(騎士)たちの、数千年に及ぶ光と影の歴史が描かれていく。
本作の特異的な点は、作品の「年表」が連載開始時に公開されていることである。何世代もの人類の歴史が記されたその「年表」の存在により、読者は物語でどのような出来事が起こるかを予め理解して俯瞰することとなる。本編(単行本)における物語の展開はおおよそ作品の「年表」順に従って進められているが、所々に過去や未来の重要な場面が挿入されている。例えば第1巻の一番初めのシーンは第1部のエンディングの場面である。他者の作品にあるような過去の未公開場面を回想シーンのような形で出すだけでなく、未来の重要シーンまでもが出てくるのは年表の存在に拠る所が大きい。
しかし年表(作中では「星団史」「星団歴」と呼ばれる)が明らかになっていても、登場人物がどのように生きたかまでは知らされていない。そのように歴史の裏が描かれる過程でその都度多くの設定や伏線、その結果が明らかになっていく(ただし、それまでの細かな設定が突然変わっていることはある)。それらをつまびらかにしながら歴史という物語を動かし、世界の姿を再構築して提示する手法を本作品はとっている。永野自身が語っているが、この手法は、年表と本編とが『スター・ウォーズ』の原作と映画との関係を参考にしている。また、超科学技術と歴史的様式美とが共存する世界観、「フォース」と呼ばれる超能力、ジェダイのような存在の「騎士」、ライトセイバーに似た光剣「スパッド」など、作品の肝となる設定の多くにも『スターウォーズ』の影響が見られる。
本作品の著者である永野護は、テレビアニメ『重戦機エルガイム』で主にキャラクターデザイン・メカニックデザインを担当していた。デザインを練る上で、永野は原作者ではないものの作品上には出ない設定などの創作も行っていた。これらが後に角川書店から出版された重戦機エルガイムのムックにて、登場人物やメカニックの設定として公開したことから企画が始まる。ちなみにエルガイムの舞台は、5つの惑星からなる太陽系サンズである。その企画「The Five Star Stories」は、膨大な裏設定・歴史年表・多数のイメージボードなどで構成されており、『エルガイム』のファンを大いに喜ばせるとともに、ストーリーテラーとしての永野への期待を高めた。
もともと永野は、音楽のみならずファッション・兵器・自動車・バイクなどの造形やデザイン面など様々な分野に造詣が深く、『エルガイム』放送当時からそのメカニックデザインはファンの注目を集めていた。そして連載第1話において、本作品の魅力の一つである全高十数メートルの巨大なロボット「モーターヘッド (MH)」が対峙する姿をあおりにより見開きページに収めた。これは『ゴジラ』に連なる怪獣映画をオマージュして描かれており、その迫力は読者の目を釘付けにした。また『フール・フォー・ザ・シティ』に引き続き、作者の嗜好によりMHや登場人物の名前はバンド名や音楽機材に由来するものが多い(たとえばMH「サイレン」の名はロキシー・ミュージックの5枚目のアルバムに由来する)。
4つの恒星系(イースター、ウェスタ、サザンド、ノウズ)と長大軌道を持つスタント遊星により構成されるジョーカー太陽星団が、この物語『ファイブスター物語』の舞台である。星団には極めて発達しつつも緩やかに衰退を始めている文明が存在している。4つの太陽系の幾つかの惑星に居住している人類は、無数の国家を形成し、国家は互いに勢力を競っていた。
その国家間紛争の切り札が、「モーターヘッド」(作中ではMHと略して表記することが多い)と呼ばれる人型の巨大ロボットであり、過去の超文明の血を受け継ぐことにより超人的な戦闘能力を持ち、MHを操ることができるヘッドライナーたち(人々には「騎士」と呼ばれる)であり、その両者の仲立ちをする人工生命体が「ファティマ」である。
そのジョーカーにおいて、人類を遥かに凌駕する2つの存在が出会い結ばれる。一人は、惑星デルタ・ベルンの統治者であり、星団随一の美貌と頭脳、そして数々の超神技を持つ「光の神」アマテラスのミカド(天照帝)。もう一人は、狂気の天才科学者Dr.バランシェが創造した、アマテラスと同等の力を持つ「超生命体(ダブルイプシロン・ヒューマン)」ラキシスである。やがて彼らは星団全てを戦火に巻き込む大侵攻を開始、神々と人間達との互いの存在と誇りを掛けた戦いが展開される。
この物語は、数千年の歴史の中でジョーカー太陽星団において繰り広げられる、騎士・ファティマ・MHを中心とした文明と人々の営みの因果と帰結を描く壮大な叙事詩である。
極めて高い反射速度と耐久性・筋力を持ち、モーターヘッドを駆り戦場にて戦うことを生業としている人々を指す。ヘッドライナーともいうが、シリーズが進むにつれ死語化し「騎士」としか呼ばれなくなっていく。 「騎士」は努力してなれるものではなく、生まれながらに備わっている資質。稀に普通の人間として育ちながら、突如騎士の血が目覚めることもあるが、体が付いていかずに死亡することもある。
ダイバーとは先天的に備わるいわば超能力、ダイバー・フォースを持つ人々を言う。連載時にはサイキと呼ばれていたこともあったが、単行本化した際にはダイバーに変更されている。
AD世紀の時代に、支配者が支配を行うために作り出された能力である。騎士もダイバーと同じ超帝國を源流としているが、騎士は民衆を支配をする為にダイバー・フォースにより作り出された技術の一つであり、本来のダイバーは騎士の能力を上回る。それ故にダイバーは超帝國の支配者として君臨することとなったが、ダイバーの能力は遺伝による継承であった為に血統の断絶と拡散により相対的に支配力は低下。支配を強固にする為に生み出されたダイバーが皮肉にも超帝國滅亡を招いたとも言われている。
現在でも超帝國から純粋な血統を保つ王族などにダイバーの能力を持つ者が多いが、その血は騎士と同様に広く民間に広まっており、一般人の中からも発生することがある。ただしダイバーの発生は騎士と比べても非常に少なく、一時代に1,000人程度と言われている。ダイバーの多くは天照家が主宰するダイバーズ・パラ・ギルドに所属し、管理と監視が行われているが、それに反発しているダイバーも少なくない。
ダイバー・フォースには「ダイバーパワー」・「パラ・サイマル」・「ハイブレン」・「ルシェミ」の4種がある。しかし、後者の2種は既に失われているとされている。一般的には1人のダイバーに1つの能力が原則だが、非常に稀だが複数の能力を持つな者もいる。ただし4種の能力を持つ者は現在マグダルとボスヤスフォートのみである。アマテラスは数々のダイバー・フォースを使用するが、それは神の力で似た現象を起こしているだけであり、実際にはダイバーではない。
基本的にダイバーは騎士よりも反応速度が遅く、騎士と正面から戦った場合はまず勝ち目は無いが、超帝国の血を引くボスヤスフォートなど例外も存在する。 騎士とダイバーの両方の能力を併せ持つ極めて稀な存在である者をバイアと呼ぶ。
物理的に作用する能力。戦闘に参加するダイバーの多くはこれである。ダイバー・フォースで代表的な能力である為、他の3種の能力の持ち主であってもダイバーと称することが多い。
予知や探査など精神的現象を扱う能力。物理的に何かに影響を与える能力ではないため、直接には戦闘に参加はしない。
生物を制御する能力。超帝國の支配者が持っていた代表的な能力で、ハイブレンで騎士を支配・利用することで民衆を支配していた。
物質を変性させる能力。騎士や兵器など技術開発に貢献したが、現在では消失している。しかしファティマやモータヘッドのマイトは素質的にこの能力を持っているという。
MHのエネルギー源。のみならず宇宙艦船から民生用のディグ(浮上式バイク)にまで装備されている普及したエネルギー源である。AD世紀に開発された技術でバスター・エネルギーを制御して緩やかに外部に取り出す外燃機関である。光を動力源とし永久に外部にエネルギーを取り出すことが可能である。しかしその原理は不明(作者は他SFの同様な原理を説明してくれたら説明するとしているが、少なくともエネルギー保存則や熱力学の法則を超越した存在である事は間違い無い)。
MHに搭載されているものは数m程度のサイズでありながら1兆馬力を超えるものまである。しかし、エネルギー出力は永久に行われるが瞬間的な出力量には限度があり、連続的にMHが最大出力で動作し続けることは出来ない。また内部は凄まじい高温・高圧力となるためにそれを外部に漏らさない様に強固な熱シールドが施されており、逆にその為にイレーザーエンジン自身が太陽の中に放り込んでも大丈夫と言われている
現在イレイザー・エンジンの最高権威はアマテラスで、2分割して両足に搭載する「デュアルツイスター・システム」は彼のアイデア。しかし出力だけでみるとAD世紀のマシン・メサイア焔星のものが史上最大で、現在でもそのエンジンはマシン・メサイアAUGEやMHエンプレスなどに搭載されている。
MHを運搬する車両。MHの騎体のほか、簡単な修理設備と部品・オプション兵器などを搭載する。搭載MHは1騎で騎士が車長を努めることが多い。その他、騎士とファティマや部下や客人などが住まう居住施設も備える長期滞在が可能なものが多い。モータースポーツで各地のサーキットを転戦するトランスポーターを考えると良い。地上走行型をモータードーリー、浮上飛行型をエアドーリーと呼ぶ。
「重戦機エルガイム」の企画段階で『リビングクローラー』という見た目や設定がそっくりな車両がデザインされており、これを転用したものと思われる。こちらにはバリエーションとして宇宙用があり、ラフ・スケッチにはドーリーそっくりの車両が直立したまま宇宙空間を移動しつつ、戦闘機のようなものを発進させているという、異様な姿が描かれていた。
星団の全ての国にまたがる憲法的法律。様々な条項で構成されていると考えられるが、物語には騎士やバスター砲などの規制といった戦時国際法の側面しか現れていない。星団暦2310年に発明されたファティマも戦争兵器と見做され、星団法での規制対象となっている。
星団法は星団暦2000年代初頭、フィルモアやクバルカンといった当時の列強国にグリース、コーラスなどの新興国、さらに聖宮ラーンが加わって制定したとされている。惑星デルタベルンのグリース王国パトラクシェ島(のちのフロートテンプル)には星団法制定を記念したモニュメントが存在する。
度々改正などの会議が行われているらしく、2000年代前半にはパトラクシェ島において星団法の会議が行われた。
AD4000年頃成立したファロスディー・カナーン超帝國の初代皇帝アッセルムラトワ・ディスターブと、第9代皇帝AD9(ナ・イ・ン)の治めていた時期が文明の最盛期だと言われている。現在では既に失われている技術や現在でも利用されている技術の多くはその頃に開発された。しかしナ・イ・ンが突如起こしたスタント遊星遠征を期に、文明は次第に衰退していった。
ナ・イ・ンは光子結晶に魂を移したことで永遠の命を持ったことと、スタント遊星の回帰周期は約1,500年ということから、AD8383年などその後も度々星団に帰還していると考えられる。
AD世紀に超帝國が開発したバスター・エネルギーを利用した強大な威力を誇る兵器。国家の主な艦船には装備されており、MHにもオプションとして用意している騎士団も少なくない。ただし対MH戦においては、騎士はその弾道を見てかわしてしまう為(荒れ果てた領土のみが占領後に残る)、主兵装にはならない。
その想像を絶する威力により星団法で全面使用禁止となっているが、実際には度々使用されており、使用者はいずれも「歴史に名が残る」らしい。
砲身とイレーザー・エンジンが一体となっている形式。巨大になるために艦船などに装備されることが多い。ユーバー・バラダ大公やシーブル国軍が使用したが、前者は発射前にK.O.G.のバスター・ランチャーで逆に撃ち落とされ、後者はシュペルターのバスター・ランチャーにて砲弾を対消滅されている。
砲身とイレーザー・エンジンが個別に存在する形式。MHが装備するサイズも可能だが、対MHには命中しないので意味がない。
砲身のみでイレイザー・エンジンは他で用意する形式。エンジンにより威力が変わり、エンジン側の出力制御により威力が変えられるという特徴がある。サイズは最小のA型から最大のE型までが存在する。本来使用できない兵器であるが、バスター砲を装備可能なMHはこの形式を装備する場合がほとんど。固定装備としているMHはミラージュ騎士団のみである。砲身を二つ折りにして携帯しやすくしているK.O.G.や、E型のうえエネルギーをカートリッジ化して連射を可能としているヤクト・ミラージュまで様々。
騎士が主に使用する武器。超絶な反射神経と運動能力を持つ彼らにはレーザー銃などよりもはるかに有用な武器であり、騎士の身分証明にもなっている。また彼らの駆るモーターヘッドの主武装でもあり、MHを破壊できるのは基本的にMHの剣のみである。「バル・バラ」と呼ばれる手裏剣状の物なども存在する。
スパッド(光剣)はレーザー剣であり、柄状の本体の先に光刃が形成される。軽量で携帯が容易で、レーザー銃としても使える利点がある反面、耐レーザーコーティングを施した装甲などには効果が薄い。スタンモードに切り替える事で峰打ちも可能。
スパイド(実剣)は星団最硬の物質であるメトロ・テカ・クロム鋼を精錬した「玉鋼」を刀鍛冶が昔ながらの手法で鍛え上げる刀剣であり、重くて携帯には不便だがその威力はスパッドの比では無い。
初期は「スターウォーズ」や「エルガイム」の世界観を引きずっていた為に専らスパッドが登場していたが、連載が進むと共にスパイドの出番が増えている。なお、プロローグのLED対黒騎士戦では、緒戦は実剣で打ち合っていたものの、やがて長時間の戦闘で互いに刀身が損傷してしまったために光剣に切り替えた物と説明されている。
アマテラスの娘カレンが作り出したとされ、時と宇宙と次元を超えあまたの騎士が所有したといわれる一対の光剣と大太刀(実剣)。「ミスト・ブレーカー」と呼ばれることもあり、単に懐園剣と表記した場合は、大太刀の方を指す事が多い。
光剣はジョーカー宇宙でのみ力を発揮し、大太刀はタイカ宇宙でのみ力を発揮するという(ジョーカーでは鞘から抜くこともできない)。しかし、双方が融合し巨大な光剣となっている姿が本来の姿であると思われ、ファーンドームの星王となった剣聖マキシが所持しているシーンと、マドラ・モイライがそれを持って戦っているイラストが存在する。
本編で確認できる所有者としては、光剣はダグラス・カイエンが所有していたが、3030年のハスハでの戦死の直前ミース・シルバー・バランシェに託され、彼女からファティマ・アウクソーに渡された。大太刀は3030年現在アルル・フォルテシモ・メロディが所有。彼女の祖先にあたるハリコン・ネーデルノイドが所持しているイラストもある。後にマキシが双方を所有するという。
全星で流通、使用される通貨。価値は1フェザー≒500円と設定されている。通貨や紙幣には高度な偽造防止対策が施されているが、一般にはクレジットカードが普及しており実際の通貨が用いられることは一部地域を除いてほとんどない。また贈答などに用いられる「フェザーゴールド」と呼ばれる高額金貨が登場している。
ボォス星に生息する5体のドラゴンの分泌物。宝石として星団最高の価値を誇り、所有者はドラゴンにより願いを叶えられると言われている。色はドラゴンにより異なり、これまでサンダードラゴンがファティマ・静に与えた青色の物と、すえぞう(L.E.D.ドラゴンの幼生)がラキシスに贈った赤色の物とが登場している。
星団歴3000年前後〜3100年代、物語冒頭からの主なストーリーに登場する中心的な勢力を挙げる。 物語の主な舞台となるのは、クラウン大銀河・ジョーカー太陽星団である。ジョーカー太陽星団には、イースター、ウェスタ、サザンド、ノウスの4つの太陽系があり、その他に移動性太陽系スタント遊星がある。56億7000万年後の変わり果てたジョーカー太陽星団にはフォーチュンという星が存在するらしい。 星団外へ訪問することもあることから、ジョーカー以外の星団あるいはジョーカーの引力圏外も今後物語の舞台として登場する可能性がある。
ジョーカー星団の第1太陽系。「東太陽系」とも言う。惑星には太陽に近い軌道順にピョトー、アドラー、デルタ・ベルン、バルーン、シュルース、ラワス、コートがあり、さらに外側に恒衛星シミターがある。人間の居住可能な惑星はアドラーとデルタ・ベルン。
イースター太陽系第2惑星。隣の惑星アドラーと二重惑星。平均気温は北海道〜シベリア並みで赤道直下においても沖縄程度と居住には快適で、人類の歴史は古く、「ジョーカー人類発祥の星」の座を廻ってカラミティ・ゴーダースと争っている。
王政を敷く国家が多い。しかし星団暦2899年、グリース王国により惑星全土が統一され、政治的にも経済的にもきわめて安定したA.K.D.という連邦国家となっている。
アマテラスのミカド(天照帝)が治める、惑星デルタ・ベルン全土を占める連邦国家。その中心は、アマテラスの出身国であるエイダス大陸のグリース王国で、首都も同国のグリステリアである。A.K.D.を構成する主要邦としては、グリース王国が属するエイダス大陸東部の天照王朝(「東方10ヶ国」ともいう)、フェイツ公国が加入する同大陸西部のエラン連邦、同大陸南部のシルーク合衆国、ナルキア北大陸のルコイン連邦とジルマ連邦、ソドン大陸南部のガス−ガル連邦がある。
公式の筆頭騎士団はゴーズ騎士団(命星親王騎士団)だが、アマテラス直属の私設騎士団「ミラージュ騎士団」(東方第一等幻像軍団)が事実上の筆頭騎士団と見なされている。ミラージュ騎士団はアマテラス自身が設計に携わった新型機「レッド・ミラージュ」を初めとする「ミラージュシリーズ」と呼ばれる数十体のMHを保有する。ゴーズ騎士団の主力MHはブラッド・テンプル。筆頭騎士は不明。旗艦はベル・クレール、後にザ・ウィル。
イースター太陽系の第3惑星。軌道は第2惑星デルタ・ベルンの軌道のすぐ内側であり、二重惑星と言われている。乾燥気候が広がり人間が居住するにはあまり快適でなく、星団では最期に開拓された惑星で、砂漠が多い。そのため人類が移住してからの歴史が浅く、共和制の国家が多い。
アダマス大陸のレント自治連合、シュリーズ共和国、ラ・バカン共和国を中心とした小国や自治区から成る民主制連邦国家。首都はトラン共和国のノーフォート。
純血の騎士の家系であるルース家(旧レント王家)の力が強く、同家は少なくとも初代のウゴード・ルース、現職のミッション・ルースの2人を大統領の座に送っている。星団7位の軍備を持つものの筆頭騎士団や筆頭騎士、旗騎は特に置いておらず、連邦公安騎士団(SPI)が筆頭騎士団相当、ルースの私有騎であるクルマルス・ビブロスが旗騎と見做されることが多い。主力MHはヌーベル・イザッド。
芸術や工芸が盛ん。ファティマに騎士との相性がある事が確認され星団初の『お披露目』が行われたことでも有名。そのため『お披露目』が行われることが多い。その関係でファティマ・マイトも多く在住し、4大ファティマ・マイトのクローム・バランシェやモラード・カーバイトが居を構えていたこともある。バランシェのファティマ・ラキシスのお披露目で単行本第1巻の舞台となる。
大ロマン大陸北部に位置。フィルモアなどの大国から独立した経緯があり、現在でも国内にフィルモア領(エラルド島)が存在し、フィルモア王家の1つダイ・グ・フィルモア家が領主となっている。首都はラッカ。
君主である聖帝は、騎士の力量を瞬時に見抜くという特殊な能力を代々受け継いでいる。これにより、騎士に剣聖以下天位の称号を与える権限を与えられた。しかし、天位授与では大国へ配慮が行われていたりと国家の国際的立場は盤石なものではない事がうかがわせる。なお、騎士でもあるフィルモア皇帝やその代理騎士に対して、特別に「ハイランダー」の称号を授与している。
星団暦3030年現在の聖帝は前帝ミマス・サオリレナの娘カンパー・ラ=シーラ。筆頭騎士はママドア・ユーゾッタ。旗騎のクルマルス・バイ・オ・ラはトラン・ルース家のクルマルス・ビブロス、フィルモアのアビエン・ヒートサイが有するクルマルス・バイロンと兄弟騎で、超帝國の騎士ナッカンドラ・スバースにゆかり深いMHである。主力MHはフェードラで、筆頭騎士団「ラッカン・フェードラ騎士団」の名はここから採られている。永世筆頭騎士はディモス・ハイアラキ。
ヨーグン大陸の諸国家(ポー・ヨーグン、マブーブ連合、ライ・ヨーグン青民帝国)が連邦を組み、魔導大戦が終結した3075年に誕生した。初代大統領はダジャー・ビームス。
大ロマン大陸中部に位置。トラン、バキンラカンと並ぶアドラーの主要国。魔導大戦終結後、北隣のバキンラカンとの関係が悪化する模様。現在の皇帝はアグラハ。首都はダスニカ。
ジョーカー星団の第2太陽系。「西太陽系」とも言う。惑星には太陽に近い軌道順にトゥルス、ボォス、アンスリノ、カーマントー、ステンがある。カーマントーの公転軌道の外側に宇宙都市イズモ・アストロシティが存在する。人間が居住可能な惑星はボォスとカーマントー。ただしカーマントーは人類生存星のカテゴリーに入れない場合が多い。
ウェスタ太陽系第2惑星。AD世紀に植民された。惑星全体が比較的乾燥しており、ステップ地帯が広がっている。主な国家はハスハ(アトール)、メヨーヨ、コーネラ、そしてバッハトマ。一部地方には少数民族ミミバ族が住む。
ナン大陸のカステポー地方は、超帝國時代の人類との契約によりドラゴンの聖域として、いかなる国家の統治も許されない不可侵の土地となっており、ある種の無法地帯となっている。また、当時の人類の環境破壊に対するドラゴンの凄まじい報復の痕跡が、惑星の随所に奇妙な地形として残っている。
星団暦3030年に勃発する魔導大戦とそれに関連する主な舞台となる。3199年、A.K.D.の侵略を受け、3204年にA.K.D.に編入されるが、その時点でも魔導大戦による混乱が続いていたため、民衆は生活の安定を求めて支配は歓迎された。ただし天照はドラゴンの警告に従いカステポー地方には全く手を出さず、アトール聖導王朝も従来通りに存続された。
アトール聖導王朝は実権も領土も持たず、象徴としてのみ存在する国家であるが、その実質であるハスハの国民からは絶大な支持を得ている。アトールの皇帝は予言などによりハスハの政治に影響を与えるが、権限ではない。唯一の権限として、皇帝直属騎士「ネードル・シバレース」の任命とアトール皇帝騎「ジ・エンプレス」を運用する権利が与えられている。
アトール王朝はAD世紀からの超帝國の血統を受け継いでいるが、アトールの皇帝は血縁による世襲制ではなく、全ての民衆の中から前皇帝からの託宣により選ばれ任命される。前皇帝ムグミカがハスハ連合共和国の連合議会の代表議長ラオ・コレット・クルール16世の孫であったのは偶然である。
ハスハ連合共和国はミノグシア大陸の赤道上に位置し、超帝國の末裔である12ヶ国を束ねた国家連合である。しかし実際にハスハ12ヶ国を纏めているのはアトール皇帝であり、個々の構成国同士に強い繋がりはない。首都はハスハント共和国のベイジ(ハスハントと呼ばれる場合もある)。
筆頭騎士団は14の騎士団から構成される「AP騎士団」。旗騎は流動的で、星団暦2997年から魔導大戦勃発まではダグラス・カイエンの私有騎であるシュペルターを旗騎としていた。筆頭騎士であるAP騎士団総団長は2997年まではマイケル・ジョーイ・ギラ、2998年から3030年まではカイエン。ネードル・シバレースは2997年のごく短期間にヤーボ・ビートが就き、ヤーボの死後2998年にカイエンが兼任した。3030年のカイエンの戦死後はAP騎士団総団長、ネードル・シバレースともに空位となっている。主力MHはクルマルスを製作した名工ゼビア・コーターの手になるA−トール。
星団歴3030年、魔導大戦がこの地で勃発する理由は、純血の魔道士でないものがのさばっていることをバッハトマの皇帝で超帝國純血の魔道士ボスヤスフォートが面白く思っていないからのようだ。
元々はシーブルというハツーダン大陸北部の小国であったが、シーブルを独裁していたディ・バローに憑依していた超帝國の純血の魔道士ボスヤスフォートがディ・バローを乗っ取ったことで興った。ボスヤスフォートを元首とし、ダイバー・パラ・ギルドに反発するダイバーを纏めるビューティ・ペールを魔道士団長、狂気の黒騎士デコース・ワイズメルを筆頭騎士とする。首都はバッハトマ。
3030年にハスハの首都ベイジを襲撃して市街地を壊滅させ、アトール皇帝ムグミカとアトール皇帝騎士兼AP騎士団総団長ダグラス・カイエンらを殺害、ハスハ代表議長ラオ・コレット・クルールを自決に追い込んだ。しかしハスハ12ヶ国が領土奪還で一体化されるのを避け、かつ更なる混乱を目的に、ハスハを領土とはしなかった。
筆頭騎士団はバッハトマ黒騎士団。国家騎士団はバッハトマ重剛騎士団で、この他に六宝騎士団(ただしこれは複数の騎士団の総称らしい)が存在する。旗騎はデコースの私有騎でもあるバッシュ・ザ・ブラックナイト。主力MHはアウェケン。
ハツーダン大陸とナン大陸に挟まったグンガ島にある国家連合。規模はそれほど大きくないが、各地の豪族が大国との対抗で一体化している。しかし政治的には安定しておらず、各構成国が群雄割拠している状態である。その為に軍国主義による集団国家であり、全体での軍備は強大なものとなっている。第3王子であったクラーケンベールが前王を暗殺し王位を簒奪している。クラーケンベール自身が強力な騎士であり、武勇伝に事欠かない。
メヨーヨが物語に登場するのはカステポーでのアシュラ・テンプルの実戦テスト。そして魔導大戦で王となったクラーケンベール自ら先頭に立ってのハスハへの進軍であるが、後のA.K.D.によるボォス侵攻においては最大の難敵となり、天照はL.E.D.ミラージュの投入を余儀なくされる。
筆頭騎士団は108人の騎士から成るメヨーヨ108金剛遊撃騎士団(通称「ランナバウト騎士団」)。旗騎は筆頭騎士でもあるクラーケンベールの姫沁金剛(フランベルジュ・テンプル)。主力MHはアシュラ・テンプル。
ウェスタ太陽系第4惑星。メトロ・テカ・クロムを始めとする希少なレアメタルが豊富に産出される惑星で、各国の鉱山が存在する。しかし、惑星全体が濃密な有毒ガスに覆われている為、人々はドーム都市の中での生活を強いられている。
「王国」の名を冠しているが、実際はドーム都市の一つを領土としているに過ぎない。もともとはジュノーの一国家であったが、戦争で領土が壊滅した為、将来の再起を賭けてカーマントーに亡命政権として移転してきた経緯がある。星団会議にも一応名を連ねているが、他国よりも格下に見なされている。ミラージュ騎士団のプリンセス・オリビー・タイトネイブの出身地。
カーマントーに程近い宙域にある宇宙都市。現在の市長は泰千錫華。メトロ・テカ・クロム鋼を良質な「玉鋼」に加工する技術を持ち、その能力で自治権を獲得、他の植民地も含めた宇宙居住民のリーダー格としてその地位向上に努めている。近年ではDr.ダイヤモンド・ニュートラル主導で独自のMHを開発し、各国に売り込んでいる。
ジョーカー星団の第3太陽系。「南太陽系」とも言う。惑星には太陽に近い軌道順にアトス、オハマ、ジュノー、ソード、スーロウサ、グラシャン、ペントリ、オテットがある。人間が居住可能な惑星はジュノー。
サザンド太陽系第3惑星。惑星改造をほとんど行う事なく入植が行われた惑星で、惑星固有の自然が多数残されている。惑星全体が温暖で、赤道付近は亜熱帯のジャングルが広がっている。惑星そのものも比較的若く、南半球では岩盤が安定していないため、人類は居住していない。
ロンド大陸南東部に位置するジュノーの大国。3つの王家コーラス、バランカ、マイスナー家が協力して政治を行っている。国土はそれぞれの3家の領土とコーラス20世の代から分家したメロディ公領で成り立ち、星団歴3089年にハグーダ共和国を併合している。首都はコーラス領のヤース。
2989年、隣国ハグーダ帝国からの侵攻を撃退したが、筆頭騎士でもある国王コーラス3世(正確には23世だが物語世界上でも作品中表記でも10の桁は省略)とファティマ・ウリクル、そして旗騎ジュノーン(エンゲージSR.3)を失う。他国不可侵を国是としているが、星団中で軍事技術が発達するであろう魔導大戦は無視できず、大義を設けて参戦する。
コーラス王家の長子は必ず騎士の力を持って生まれることや、純血の騎士の家系でないにもかかわらず剣聖ハリコン・ネーデルノイドを出したメロディ家の存在など、謎も多い。
筆頭騎士団の「トリオ騎士団」は、その名の通りは3国の騎士団の連合体である。その内首都ヤースのコーラス城を守る12名の最精鋭騎士は「トリオ・デ・トリオ」と呼ばれる。3030年現在の筆頭騎士はセイレイ・コーラス王女。旗騎はダイアモンド・ニュートラルがジュノーンを解析して作り上げたジェイド・テンプル(エンゲージSR.3レプリカ)。主力MHはベルリン。
星団歴2989年、フィルモア、ハスハ、クバルカンという大国の支援をよりどころにコーラスに侵攻する。コーラスは小国と見て長期の消耗戦に持ち込んだが、物資支援でそれもしのぎ、ブーレイ傭兵騎士団の友軍としての参戦でコーラス23世を討ち取るなどコーラスを苦しめたが、ミラージュ騎士団とトラン、さらに黒騎士ロードス・ドラグーンの軍事介入によりパワーバランスは崩れ敗戦。民衆の蜂起により帝制は打倒され共和制に移行した。それによりアルメメイオスを操っていた大国は引き上げた。3089年にハグーダ領としてコーラスに編入される。主力MHはマグロウ。
ジョーカー星団の第4太陽系。「北太陽系」とも言う。惑星には太陽に近い軌道順にハリトン、カラミティ・ゴーダース、クラサ、ピョイト、ペスタコ、ムーパン、カナリがある。人間が居住可能な惑星はカラミティ・ゴーダースとペスタコ。ただしペスタコは人類生存星のカテゴリーに入れない場合が多い。
ノウズ太陽系第2惑星。人類発祥の地とされている、星団で最も古い惑星(全て同じ時期にできたはずのジョーカー星団の星において、なぜかこの星だけ他の星より歳をとっている)。そのためか古い歴史を持った君主制国家が多い。
寒冷地の多い気候であり、衛星軌道上に太陽光増幅装置を設置することで人工的に人類が居住できる環境を維持している。
超帝國時代に無茶な惑星改造を行った影響で、惑星そのものの寿命が尽きかけている。そのため、魔導大戦時にはボォス星への移民が計画されたが、途中で頓挫したらしく、星団歴3234年にA.K.D.が侵攻してきた時はほとんどの国家が残っていた。「ジョーカー人類発祥の星」の座などをめぐってデルタ・ベルン諸国と長年に渡る抗争の歴史があり、A.K.D.への恭順も頑なに拒否したため激しい戦乱が続くこととなる。だが、スタント遊星の接近により惑星が不安定となり、3239年の2騎のヤクト・ミラージュの衛星軌道からの砲撃により消滅した。
大ショルティ大陸中部の過半部を占める、星団で最も歴史が古い国の一つ。王家は超帝國より続く血筋を誇り、国民はそれを誇りとしている。首都はデュアンス。アドラーのバキンラカンやボォスのカステポーにも領土を持っている。
皇帝は代々レーダー王家かフィルモア王家から選ばれるしきたりで、魔導大戦前に「太陽王」を名乗るドル・パーマネント・レーダー8世が退位しエラニユース・ダイ・グ・フィルモア5世が即位した。
筆頭騎士団は多くの騎士を擁する「ノイエ・シルチス」。これとは別に筆頭騎士である皇帝代理騎士「ハイランダー」、4名の皇帝直属騎士「アルカナナイツ」などが存在する。主力MHは星団三大MHの一つサイレンで、旗騎のプロミネンスとネプチューンはそのエボリューション・モデルである。3031年現在のハイランダーは皇帝エラニユース・ダイ・グ・フィルモア5世とクリスティン・V。旗艦はダランス。
大ショルティ大陸西部に位置。厳格な戒律によって治められている宗教国家で、有数の軍事力を保有するものの軍事国家との印象は薄い。首都はルナモア。
太陽からかなり離れている上に、有毒ガスを含む大気により本来は居住には不適だったものの惑星改造により生存が可能となった。カラミティへの供給を目的とした工業星である。
A.K.D.の星団統一で侵攻されなかった唯一の惑星。崩壊したカラミティの住人が移住し、反アマテラス活動の拠点となっていく。
ジョーカー星団5番目の太陽。1,500年周期で星団内に巡ってくる。紫外線が放射される独特の星で、肉眼では黒い太陽にしか見えない。 惑星には太陽に近い軌道順に「緩(カー)」、「令(ヒョウ)」、太陽惑星「無(ナイン)」、「列(フー)」、「枝(シー)」、「膨(ホウ)」、「超(バスター)」があり、ナインとフー、シーとホウの間には小惑星帯が存在する。これらの惑星や、その周りを回る衛星は超帝國の技術でもテラ・フォーミングが出来なかった。 最外縁に位置するバスターについては、衛星の数が113個という以外の一切のデータが消失しており、ジョーカー星団全てを支配する者のみがその正体を知りうるとされている。また、星団に巡ってくる度に星団に何らかの影響を与えると言われている。
ジョーカー太陽星団とは別の宇宙である「タイカ」世界や、地球も作品の舞台として描かれている(ちなみに、すべての世界にF.U.ログナーが存在する)。
物語の主人公はアマテラスのミカドであるが、劇中には多くの騎士やファティマ、人間、人間以上の存在(ドラゴン、神、悪魔など)が登場する。
詳細はファイブスター物語の登場人物、ミラージュ騎士団、ファティマ (ファイブスター物語)をそれぞれ参照
ジョーカーの軍隊は地上軍と宇宙軍、そしてMHが所属する騎士団とに分かれている。地上兵器である戦車などに飛行能力が備わるようになったため、空軍は存在しない。ただし空中で狙撃されると避けられないことから、戦闘地域で戦車やMHがおおっぴらに空を飛ぶことは少ない。戦闘は地上で行われ、輸送等は大気圏外を通して行い制圧部隊も同様に大気圏外から降下する形になるため海軍は存在しない。
星団の全ての恒星と人の住んでいる惑星は、不自然だが全て同じ公転周期と公転速度を持つ。人類生存惑星の公転周期は365日である。
ジョーカー太陽系の人類には既に薬物耐性が出来上がっており、自白剤など現実世界にある薬物は効かない。しかし、薬物中毒症状を利用する戦闘薬や、同じく飲酒や喫煙の文化の存在とは矛盾がある。
ジョーカーの世界には宗教と呼べるものは登場しない。これは、ファイブスター物語自体がアマテラスという神の物語、つまり神話である為で、神話に異教の神が登場しないことと同じである。
アマテラスのMHには漢字が書かれているが、星団には漢字というものが存在せず人々には模様として認識されている。(名前に漢字が入っている人はいるが、その点の矛盾は説明されていない。)
星団暦3960年、惑星ジュノーのコーラス王朝が滅ぼされ1週間が経ち、各地では残党狩りが行われていた。コーラス王家王室軍団長グラード・シドミアンとファティマ・エストが駆るMHブラック・グラード(バッシュ)は、アマテラス直属のミラージュ騎士騎士団の若き騎士カーレル・クリサリスとファティマ・ティータが駆るMH、L.E.D.ミラージュと一騎打ちを演じていた。65時間に及ぶ激しい戦いは、カーレルの捨て身の一撃により辛勝を得た。この戦いでジョーカー星団は名実ともにアマテラスの下に統一された。
星団暦2988年、天才ファティマ・マイトであるクローム・バランシェの12年ぶりの新作ファティマが発表される「お披露目」が惑星アドラーの自由都市バストーニュにて開催されようとしていた。お披露目とは、ファティマ自身が自分の主を決定するという数少ないファティマに与えられた権利の一つを行使する機会として、主の候補の国王や騎士が一堂に会して開催されるイベントである。お披露目を5日後に控えたバストーニュ郊外に1機の乗り物が墜落した。パイロットの名はレディオス・ソープ。電気騎士・モーターヘッドのメンテナンスを手がける「マイスター」である。バストーニュまでやむなくヒッチハイクするハメになったソープは、偶然通りかかったボード・ヴュラードと名乗る騎士と出会う。
ボードのドーリー(MHキャリア)でバストーニュに到着したソープは、バストーニュ郊外に居を構える友人バランシェを訪れる。そこでソープは、お披露を前にバランシェの新作ファティマの「ラキシス」と「クローソー」が領主のユーバー・バラダに連行された事をバランシェから知らされ、そしてその救出を依頼される。この2体のファティマには、法律で定められたダムドゲート・コントロールが施されていないことも告げられた。ソープはバストーニュの実力者であるユーバーに面会を求め、MHマイスターとしての腕を買われて雇われることとなった。
各国の王たちがバストーニュに集まりつつある中、ソープは午餐会でボードと再会する。ボードはお披露目の検め役として、バストーニュに隣接するトラン連邦から派遣されていたのだった。しかしそのボードは、王家などに関する知識は豊富なものの目の前で起きた王たちの一触即発の事態を収拾できずとにかく頼りなかった。そこに現われた惑星デルタ・ベルンの大国A.K.D.元首であるアマテラスの帝は、自らのカリスマによりトラブルを収拾してのけ、ボード自身苦笑する。
ボードは自分のMHをソープに見せ、その素性を言い当てたことに驚いていた。そのとき、クローソーは脱走した。脱走はダムドゲート・コントロールが施されたファティマでは有り得ないことだった。クローソーは同じく軟禁されていた姉のラキシスにバランシェの友人モラード・カーバイトの下へ逃げる様に諭されていたのだ。ソープとボードはクローソーを負う。クローソーはならず者に捕らえられたが、そこに現われた惑星ジュノーのコーラス王朝の君主で武帝の異名をとるコーラス23世に救われる。クローソーに追いついたソープとボードに対しクローソーはコーラス23世をマスターに指名した。そこにさらにアマテラスの騎士団『ミラージュ騎士団』の4名も居合わせ、略式ながら公式なお披露目として成立しユーバーはクローソーに対し手が出せなくなった。
翌日、ユーバーは各国の国王らを前に3騎の私有のMHを公開し、自らの力を見せ付けた。その晩、ソープはラキシスに自分専用の黄金のモーターヘッドをおねだりされた事を思い出していた。しかしソープは迷っていた。一方、ユーバーの下に残ったラキシスに対しユーバーは、自分のものにならなければバランシェを潰すと脅迫した。
星団暦2989年、ジュノー星の小国ハグーダが、隣接する大国コーラス王朝に侵攻を開始した。小国でありながら思わぬ軍事力を示し、持久戦に持ち込んだコーラスをも凌ぐ国力を前にコーラス軍は圧されていく。そのハグーダの背後には謎の傭兵組織「虹のブーレイ」の暗躍があった。
コーラスの王コーラス23世は、自ら製作していたMH「ジュノーン」の試運転を兼ねて出撃し、ハグーダの主力MHマグロウを次々撃破するもののブーレイと遭遇し、未完成のジュノーンは撃破され重傷を負う。コーラス23世はアマテラスの帝の命で潜入していたA.K.D.のミラージュ騎士F.U.ログナーによって救出されるも、23世のファティマ「ウリクル」は王を庇って戦死してしまう。
エンジンのパワー不足によりブーレイに敗れたジュノーンだったが、強大な出力を誇るL.E.D.ミラージュのエンジンに換装されたことで、ソープの手により星団最強のMHとして遂に完成した。コーラス23世の祖国の危機を訴えに国内の士気は高揚し、国内外からも続々と義勇兵・志願兵が駆けつけた。コーラス軍指南役黒騎士ロードス・ドラグーン、トランの騎士ボード・ヴュラード、クローム・バランシェと並ぶ名ファティマ・マイトのモラード・カーバイト、A.K.D.からは竣工したばかりの新型MH「L.E.D.ミラージュ」を引っさげたミラージュ騎士、そして天才MHマイスター、レディオス・ソープ……。
長引く戦局を打破するため、コーラス軍は決戦に打って出た。コーラス23世は兵士の士気を高揚すべく自ら傷をおしてジュノーンで陣を構える。だが、コーラス本陣にブーレイと共にテレポートしてきたのは、三大MHに数えられ、カラミティ・ゴーダーズ星の大国にして最強の軍事帝国フィルモアが誇る北の巨人MHサイレン。ハグーダによる侵攻は大国の策謀だったのだ。サイレンの不意打ちで再び損傷を受けたジュノーンの中で、ウリクルに代わって搭乗したファティマ・クローソーは、バランシェから自分に与えられた最強の能力と、そして自身の運命を呪う。そして……。
星団暦2989年。惑星ボォスの無法地帯カステポーの荒野で、MHの残骸を前に一人の騎士が佇んでいた。彼の名はミューズ・バン・レイバック。惑星カラミティ・ゴーダースのクバルカン法国のルーン騎士団の団員のミューズは、法王スパンダから情報収集の任務を命じられカステポーに赴いていた。通常のMH戦では滅多に出ない騎士やファティマの遺骸を眼にし、惨状を嘆くミューズとパートナー・静。その前に一頭のドラゴンが現れた。
カステポーの中立自由都市ヴァキシティ。土地柄、この街には多くの名だたる騎士が集まっていた。A.K.D.ミラージュ騎士団のアイシャ・コーダンテ、ハスハAP騎士団のヤーボ・ビート、フィルモア「ノイエ・シルチス」のバーバリュース・V、そして星団最大の賞金首「シルバーナイト」こと剣聖ダグラス・カイエン……身分と目的を隠して、彼らはその日その日を過ごしていた。
トランの騎士ボード・ヴュラードから紹介された「WAX TRAX」というバーへ向かうミューズは、その途中で買い物帰りのアイシャに出くわし、その美しさに魅了される。そのアイシャには同じミラージュ騎士であるティンからMHの首狩りを行う騎士の存在を告げられる。メヨーヨ朝廷の騎士イラー・ザ・ビショップと女忍者・泉興京巴が、メヨーヨの新型MH「アシュラ・テンプル」の、次なる手合いの相手を探していた。
ミューズの正体を見抜いて機密を手に入れようと近付いたカイエンだったが、逆にミューズと親交を交わす。国家の枠を超えた騎士たちの友情のドラマが繰り広げられる。年表に載っていないストーリー「トラフィックス」の最初のエピソードである。
星団暦2992年、最強の生命体ドラゴンの長「L.E.D.ドラゴン(レッド・ドラゴン)」が転生した。ソープはドラゴンの幼生を保護すべく、ボォス星のカステポーに向かう。一方でドラゴンの持つ「命の水」を求める魔導師バローも、シーブル軍を率いて幼生の捕獲に乗り込んできた。ソープが乗っていたバスはシーブル軍に遭遇してしまったことから破壊され、寸前に逃げ出せたソープだったが殺害されてしまった。
折り悪く「表の」ミラージュ騎士たちは不在で、ソープの本性を恐れて服従していただけの「裏の」ミラージュ騎士たちが、ソープの力の喪失を機にA.K.D.の浮遊城フロート・テンプルで反乱を起こす。裏のミラージュたちはファティマでありながらA.K.D.の玉座に就いているラキシスの命を狙って玉座に集結しようとしていた。さらにこの世のものではない数々の凶悪な生命体にまでもフロート・テンプルは襲撃された。ボォス星に滞在していたティンもまた裏のミラージュの一人として叛旗を翻し、アイシャを暗黒街ザンダ・シティに呼び出して襲い掛かる。バイアであるティンとの生身での一騎打ちで、アイシャは重傷を負ってしまう。
L.E.D.ドラゴンの幼生と出逢ったソープは、ドラゴンの命の水で生き返る。L.E.D.ドラゴンの残留思念にソープは命の水と幼生を託され、ソープはその幼生にすえぞうと名付けた。ソープはこの地を訪れていたファティマ・アトロポスと合流したが、策士であるメイユ・スカ、野性的な能力を持つ傭兵騎士アーレン・ブラフォード、そして、青騎士と700年もの昔から受け継がれる名騎クルマルス「バイ・オ・ラ」を擁するパイドパイパー傭兵騎士団を指揮下に置くシーブル軍の包囲網を突破する事はできなかった。
騒乱をラキシスらの超人的能力で鎮められたフロート・テンプルでは、ソープの保護を目的としてボォス星にA.K.D.軍の緊急派遣を開始。到着と同時に地上部隊を展開したA.K.D.軍はシーブル軍と激突。両軍ともに敵MH戦力を推定できなかったことからMHの投入ができず、両軍互いに一歩も引けぬ膠着状態に陥った。最前線では目的を知らされぬまま一般兵たちが次々と命を散らしていく。ソープを発見できないまま痺れを切らしA.K.D.軍はMHブラッド・テンプルを投入。、シーブル軍もまたMHを投入し戦局は一変MH戦になる。名実共に一線級の騎士らを擁するシーブル軍にA.K.D.軍は劣勢に陥る。
A.K.D.軍を劣勢から救ったのは、テロル・ミラージュで参戦したアイシャだった。そしてカイエンより貸与されたMHシュペルターでルンも加勢した。ソープの居場所が確認できるまでは全力での戦闘が出来ずにいたが、ソープを発見し一気に劣勢からの巻き返しに成功。しかしソープの居場所はシーブル軍にも知られメイユ・スカにA.K.D.軍の目的を悟られてしまい、再び劣勢に陥る。そこに衛星軌道上から恐るべき緑の悪魔が落下してきて戦場は大混乱に陥る。
ザ・シバレース(単行本第9巻〜第10巻) 古のファロスディー・カナーン超帝国が開発した戦闘人種「シバレース」の、過去・現在・未来の物語。
1万5千年後の星団暦18097年のジョーカー星団。星団の中で人類が生息する星はジュノーだけになっていた。
念導士プラバ・クルガは、王国の要人や国民たち100人を拉致したり殺したりしていた。ブラバに捕らえられた許婚を救うべく乗り込んできた太陽王国ルールの竜騎士モンド・ホータスは、ボリショイ王国の天馬騎士バナロッテ王女と出会い行動を共にする。ブラバがいる古城に向かう途中で2人は2本のシッポを持つ「きれいな生き物」を連れた醜い老婆に出会う。ホータスらは老婆の下を発ったが、老婆はホータスに出会えたことを喜ぶ。
古城に乗り込んだ2人は、醜い生命体たちに苦戦する。そこにプラバが現れ、その醜い生命体たちをブラバは「ファティマ」と呼んだ。ブラバは伝説の中の真実を見出す為に、失われた科学技術の研究をしていると語る。
星団暦2995年。コーラス-ハグーダ戦役の後、6年間のコーラス大使の任を終えたシャーリィ・ランダースはA.K.D.に帰国し、フロート・テンプルでの王宮ミラージュ・パレスでアマテラスと対峙していた。コーラスの騎士だった弟をハグーダ戦で失ったシャーリィは、弟に信を寄せていたコーラスのトラーオ・バランカ王子と恋に落ちたことがアマテラスと国民への忠義の裏切りだとして、自害して償おうとしていた。冷徹な表情で太刀をシャーリィに渡すアマテラス。それを察知していたアイシャは、シャーリィを止めんとする。しかしシャーリィは、まず「騎士の証」として自らの右腕を切り落とし、次に自らの首に太刀を押し付けた……。
同刻。パレスの中庭では、2人のミラージュ騎士が向き合っていた。ミシャル・ハ・ルンと「パイソン」ことエイドリアン・ターク。3年前の裏のミラージュ反乱で、ルンはレフトの一員パイソンに左手を切り落とされ完敗していた。決闘は、手が完治したルンが申し込んだものだったのだ。過去の剣聖ビザンチンは言った。騎士は増えることが無い。騎士を一人育てるには騎士一人の血が必要だと。決闘のその行方を窓から見守るミラージュの騎士たち…
AD世紀8383年。カラミティー星の重産業都市国家スパチュラは、総統ヨー・タイインの圧制下にあった。抑圧された民衆の為に青年ネッド・スバースは人造人間バーシャと共に戦っていた。が、公安警察の一級戦闘兵器に追い詰められてしまう。窮地から事も無く救ったのは、ナインと名のる女性だった。スバースは何故か彼女を「かあさん」と呼んだ。
ナインをアジトに招くスバース。だが、再び公安警察の襲撃を受け、バーシャは火炎放射器に焼かれてしまった。それにより冷静さを失いそれまで抑えていた本当の力で応戦しスバース状況は好転した。公安警察はスバースを「シバレース」と呼び、慌てふためき戦艦の出動要請を出す。今まで彼が守っていた市民もスバースを「悪魔」と呼び、ナインを残して全員逃げ出してしまった。
星団暦2997年。デルタ・ベルンからハスハ本国に帰還中の戦艦から騎士ワンダン・ハレーがMHで脱走した。アドラーのトラン連邦領に逃げ込んだハレーを追討するべく、ハスハのAP騎士団は、死神と恐れられている公安騎士隊「スクリティ」を派遣する。ハスハの精神的な統治者である巫女ムグミカ王女は、ハレーの行動を察していた。事態の収拾を図るムグミカは、不祥事から騎士権を剥奪され育児に専念していた元AP騎士団スバーズ隊副隊長ヤーボ・ビートをアトールの皇帝騎士「ネードル・シバレース」として復帰させ、ハレーの保護を命じた。
トランに到着したヤーボは、空港でトラン大統領の使者ボード・ヴュラードと出会う。いきなりスカートに突撃されたヤーボだったが、なぜか彼に安心感を覚えた。一方、ハレーはトラン北部のアミュラでファティマ・マイトのモラード・カーバイトと接触するも、スクリティ隊に発見されてしまいMH戦に突入してしまう。スクリティ隊隊長のロータス・バルンガは演算戦を仕掛ける。バルンガのファティマは、演算能力に長けるバランシェ・ファティマ「スパリチューダ」。それに対しハーレーのファティマは銘無しの戦時緊急量産品「ハルペル」。だがハルペルはスパリチューダが得意とする演算戦でスパリチューダを出し抜いて退ける。驚愕するスパリチューダだったが、その直後、ハルペルは動作停止に陥いってしまう。スクリティ隊は活動を停止したハーレー騎に止めを刺そうとするが、そこにヴュラードのMH「クルマルス・ビブロス」と見たこともない真っ赤な美しいMHが現れた。
ハレーの脱走の真意は? ムグミカの察した事情とは? 事件は領土侵犯したトランとの国際問題に発展してしまうのか? そしてモラードの告げた哀しい真実……
星団暦2997年。ハスハの皇帝騎士ヤーボ・ビートは、ボォス星カステポーのヴァキシティを訪れていた。騎士たちの溜まり場であるバー"WAX TRAX"で、ヤーボとバーのマスターは、このところの不穏な動きがあることについて話し合っていた。ヤーボは主である王女ムグミカの預言の魔導士ボスヤスフォートの暗躍を指摘する。その後ヤーボと入れ違いにWAX TRAXを訪れたのは、流浪中の少年騎士ヨーン・バインツェルだった。
ヤーボは違和感から頭痛を覚え、それを紛らわすべく街に出たが、そこでは騎士の中でも最強の声も高いA.K.D.のミラージュ騎士とファティマが何者かに襲撃され倒れている現場に遭遇する。そこへあの頭痛と共にテレパシーが届く。「ママ逃げて!!」。
数日後。ハスハの王宮を訪れた不審者を迎え撃つべくAP騎士団が出動した。だがムグミカは不審者が剣聖ダグラス・カイエンであることを告げ、騎士たちを制する。姉とムグミカを守らんと体を張ってデプレはカエインと対峙していた。ヤーボの死を悔いていたカイエンはある決断をムグミカに、そして実の娘マグダルと息子デプレに伝えた。
星団暦2998年、いかなる国家権力も及ばないボォス星カステポーでは日常的にモータヘッドの「手合い」(模擬戦)が行われていた。相手の出方を待っていたMHルビゴン。だがそこに現れたのはフィルモア帝国の主力騎で星団三大モータヘッドに数えられるサイレン。ルビゴンは恐れをなして逃げてしまった。サイレンを駆っていたのはイアン・ケーニヒだった。イアンは出戻りの自分が皇帝騎士に任命され専用騎を与えられたことに疑問を呈したが、ファティマ・オキストロは数々の戦歴と数少ない対ミラージュ戦の生き残りだからだと指摘した。
イアンに同伴してきていたブルーノ・カンツィアンは急遽帰国する。フィルモアの騎士団の青グループ筆頭騎士バーバリュース・ヴィの娘、クリスティン・ヴィが同級生を撲殺したのだという。クリスティンは学校で1年以上にわたり複数の上級生からイジメに遭っていたという事情を考慮しても、騎士による一般人への暴行は重罪であり、帝国騎士議会は彼女に即日で死刑を求刑した。クリスティンの父バーバリュースは、娘の不祥事とその原因となった自らの汚名を償うために、レーダー王の前で自害する。
世論を恐れ上院はクリスティンの処刑を強行する為に公安騎士をヴィ邸に派遣する。ヴィ邸に現れた皇帝警護騎士ビオレート・トライトンはクリスティンを剣で殴打し気絶させプロトン城に連行したが、クリスティンは隙を見て逃亡する。即刻処刑の指示が城内に響き渡る。赤グループ筆頭騎士ブラウマ・イクの一派はクリスティンを救出すべく城内捜索に乗り出す。
城の地下に逃げ込んだクリスティンは謎の老人たちと出会う。老人たちはクリスティンに騎士の道を諭し、法の裁きを受けるか、それとももっと辛い呪われた騎士「シバレース」として国と国民に忠誠を誓い、誰にも顧みられることのない贖罪に一生を捧げるかを問う。
そこに現れたトライトンは老人たちにクリスティンを要求する。騎士らも大勢駆けつけ、トライトンと老人のひとり強天位騎士アビエン・疋棟斎は剣に手を掛けた。
星団暦2999年、国家権力の及ばないボォス星カステポーで各国の領事らが集まる街サッシャタウン。領事がバッハトマ帝国の使者に殺害された。居合わせた年端もいかない少年は犯人を追う。バッハトマの忍者である刺客は居合わせた眼鏡の少女を人質に取るが、少年は歳に見合わずデタラメながら天才的な技で応戦する。
そこに、少女を「お嬢様」と呼ぶ老人、オルカオン・ハリスが駆けつける。また、バッハトマの「雲竜のケサギ」と「泉興京巴」も駆けつけた。ハリスとケサギは対峙するが、生きては帰さないと逃げる少女を泉興京巴率いる忍者軍団は追い、それを少年が追う。
多勢に無勢で少年は圧され気味となり少女には多数の手裏剣が投げられたが、それに高見の見物を決めこんでいる者たちが居た。
星団暦3001年、カステポーのノーキシティで、はぐれファティマとなっていたパルスェットはチンピラらに乱暴されていた。放浪中の少年ヨーン・バインツェルはパルスェットを助けようとする。騎士の一般人への暴力行為は違法だとのチンピラの指摘にヨーンは、自身が騎士である事を否定する。チンピラたちを殴ろうとしたヨーンを止めたのはアイシャだった。アイシャは一睨みでチンピラを追い払う。
ヨーンをマスターに選ぼうするパルスェット。しかし、ヨーンはなおも騎士ではないとして彼女を拒否する。アイシャは騎士でありながら騎士ではないと頑ななヨーンを殴りつけたが、アイシャと同行していた新たなミラージュ騎士キュキィはヨーンを知っていた。立ち去るヨーンを前にキュキィは語り始める。ファティマと少年の物語を…
星団暦2995年、騎士登録を心待ちにしていた少年騎士ヨーンは、はぐれファティマのバーシャを拾う。ヨーンはバーシャから「マスター」と呼んで貰いたかったが、壊れていたバーシャはヨーンをマスターとは認めることが出来なかった。ヨーンはいつの日かバーシャを直すことを決意した。まだマスターとは認めらていれないヨーンだったが、バーシャから様々な剣技を教えてもらうのだった。
2人は行く先々でジャスタカーク騎士団長アイオ・レーン、ファティマ・マイトのナトリウム・星(シング)・桜子、そしてクバルカン次期法王ミューズとそのファティマ、静らに助けられた。そして2人は彼らから何度となくふさわしい地位を用意されたてスカウトされたが、2人はそのまま去って行った。バーシャは「黒き死の女神」として知られるファティマだった。カステポーに度々現れては見込みのある騎士を手ほどきするが、その多くは命を落としているという。ファティマ・静は言う。そう、彼女こそが自分のマスターを捜し求め旅をする黒騎士の女神、ファティマ・エストだという。
騎士相手のストリートファイターとして成長していくヨーン。しかしヴァキ・シティーでヨーンが仕掛けたのは最悪の相手デコース・ワイズメル。ヨーンを助ける為にバーシャはある決意をするのだった…
星団暦3007年、成長したフィルモアの騎士クリスティン・ヴィは、バキン・ラカンのカンパー・ラ・シーラ聖帝から、騎士最高の名誉称号「ハイランダー」を与えられた。臣下の少女騎士ユーゾッタの天位授与は拒否されているのに民間人殺しの凶状持ちのクリスティンには騎士最高の称号授与の申請が行われる事が面白くなかったラ・シーラは、ユーゾッタにクリスティンと剣を交える事を命じたのだが、クリスティンが自らの凶状を省みて神妙に応えたからである。
無事に称号を受け取ったクリスティンだったが、自分には騎士としての人生しか無いことに悲しみを感じていた。それを高みから見守る少年。そして、クリスティンは謎の4人の夫人たちと出会う。そして、そこに式典で剣を交えそうになった少女騎士も現れた。彼女は以前ジャコーに助けられた眼鏡の少女、ママドア・ユーゾッタだった。式典での非礼を詫びるユーゾッタだが、クリスティンもユーゾッタもそれぞれ相手の言うことが癪に触り喧嘩になってしまう。
バキンラカンとフィルモアそれぞれ有望な少女騎士の喧嘩に周辺は騒然となってしまった。少女たちの喧嘩に割って入ったのは、ヒッター子爵だった。ヒッターはその場を逃げ出すが喧嘩に割り込まれた少女たちはヒッターを追いかける。人目に付かない港に逃げ込んだヒッターは、自分が剣聖ダグラス・カイエンであると名乗る。身の程を知らずに公共の場で剣を抜いた彼女たちに「オシオキ」するのだと言う。正体を明かした4人の婦人達。バキンラカン先帝ミマス、ファティマスーツ・マイスターのシアン、フィルモア皇帝騎士ニオ・ハスラー。そして前剣聖で元フィルモア皇后のエナ・ダイ・グ・フィルモアは、クリスティンとユーゾッタに全力で目の前の男に立ち向かう様に諭す。
星団暦3010年秋、アマテラスはカラミティでの星団会議に出席して不在だった。フロートテンプルで一人退屈するラキシスにスペクターは「かくれんボ」を勧める。
以前に眼鏡の少女を助けたイオタ騎士団長の少年ジャコーは、ミラージュ騎士である母イマラと再会した。ジャコーはイズモの錫華御前に会いに行く途中、コーラス王朝のセイレイ王女と出会うのであった。
フロート・テンプルに突如として3人の侵入者が現れ、全ミラージュ騎士に緊急出動が発令された。3人はバッハトマ魔道帝國の黒騎士デコース・ワイズメル、魔導士ビューティー・ペール、そして、皇帝ボスヤスフォートであった。アマテラスの不在の隙を突いてラキシスとサリオン王子を殺害すべく乗り込んできたのである。星団でも超一流と思われていたミラージュ騎士だったが、3人の前では赤子同然に次々倒されていく。ラキシスは行方知らず。サリオン王子はミラージュ騎士団団長であるF. U.ログナーがその命と引き換えに守り抜き、3人をやっとの思いで撃退するのであった。
カステポーに続き今回の襲撃でミラージュ騎士団は壊滅状態になってしまった。サリオンは戻ってきたアマテラスに、部下らの弔いとしてバッハトマへの報復を進言するが…
星団暦3010年、ソープはラキシスに死んでいった者たちへの想いを語る。そしてフェザー・ドラゴンの死を知ったソープは、ハスハの巫女マグダルに会いに自分のエイリアス(分身)を送り込む。
ハスハは戦争準備で慌しくなっていた。バランシェ家の跡を継いだミースは入城したがカイエンはミースを避けていた。イズモから帰国したバルンガはコーラスを出奔していたアルル王女を連れており、アルルの白い剣で黒い剣から守ってくれるようマグダルはアルルを雇い入れる。
ミラージュ騎士団が壊滅してしまったアマテラス家の王朝院は、「時の止まる場所」ファンタスマゴリアに篭っていたグリース王家の「聖院」ことグリーン・ネイパーを呼び戻すのであった。
星団暦3015年、Dr.ダイアモンドの設計の売り込みに、フロートテンプルを訪れていたイズモの峡楼姫は、サリオン王子と親しくなる。
峡楼姫からの手紙でフロートテンプルを訪れた錫華御前とDr.ダイアモンドは、MHマイスターとしてのアマテラスの姿に触れて、MHマイティ・シリーズの完成の為に、アマテラスに取り入る事を決意するのであった。
神々の領域――ファーンドームの星王は、ジョーカー太陽星団にいた頃の心残りを清算したい旨を、神々に告げていた。それは、神が人間たちの世界に干渉することを意味する。だが星団を作りし天照大神は、44分間の時間制限を設けて、星王の行動を許す。実行時期は――星団歴3075年。
星団歴3030年のある日の未明。ハスハ連合共和国の首都ハスハント(=ベイジ)は緊迫した空気に満ちていた。シーブルを母体に興った新興国家・バッハトマ魔法帝国が宣戦を布告し、夜明けと共にハスハントを制圧すると通告してきたのだ。バッハトマの皇帝ディス・ボスヤスフォートの煽動策もあり、ハスハ上空には、派兵していない国を数えた方が易しいほどの星団中の国々の艦隊が、何らかの思惑を秘めて集結していた。ハスハはどの国が友軍となってくれるかかさえ推測できず、騎士団を広大な国土に分散させざるを得なかった。
最高首脳陣のみが残るハスハ王宮。AP騎士団総団長にしてアトールの皇帝騎士ダグラス・カイエンは、彼のパートナーであるアウクソーを傍らに呼び「次の主を探せ」と告げる。動揺するアウクソー。その行動を非難するミース・シルバー・バランシェを振り切るように、カイエンはアトール皇帝ムグミカに騎士団の出動を上奏する。カイエンの真意を悟ったのか、その先に待つ何かを予知したのか、出動の勅命を発するムグミカの眼には涙が溢れていた。
そしてハスハント上空に輝く、衛星軌道上からの艦砲射撃を示す光――ジョーカー星団を巻き込む永きに渡る戦乱「魔導大戦」の火蓋は切って落とされた。
星団歴3007年、アマテラス家の私的行事が星団にテレビ中継された。式典では、ミラージュ騎士団とともにナイト・オブ・ゴールド、LEDミラージュ、ヤクト・ミラージュが初めて正式に公開された。ミラージュ騎士団は星団中の耳目を集めた。移動宇宙都市国家イズモ・アストロ・シティで、自分自身もMHマイトであるDr.ダイアモンドもテレビ中継を観ており、従来とは異なるアマテラスの新型MHからその製作意図を察し、パートナーとなっていたファティマ・クーンに来たるべき未来を見てみたいと語る。また、コーラス王朝を出奔してイズモの客人となっていたアルル王女、その弟子のマヨール・レーベンハイトは、イズモから旅立つのであった。
『ファイブスター物語』は、プロローグを除けば、基本的に星団暦2988年から時系列にストーリーが展開されている。しかし、回想や伝説、予知・予言等の形で、過去や未来の様々なストーリーが割り込んでいる。これらに関しては、神の視点から描かれる場合もあり、作品に登場する順序としては必然である事を、作者自身が述べている。第3話・第5話の一部のエピソードがそうであるが、他にも多数存在する。
11巻ならびに12巻の巻末に掲載されているスピンオフ的な物語で、実家を離れアルバイトをしながら学校生活を送っている女子高生ちゃあ・てぃを主人公にしたストーリーである。作者は「FSSとは無関係」としており、事実キャラクター名や世界背景は本編とは大幅に異なっているが、ちゃあ・てぃ=ワスチャ・コーダンテやノンナ・ストラウス、ナイアス・ブリュンヒルデのように本編の人物が登場し、第2話はFSS第6話の一部を成しているように、物語での展開が本編にも反映されている。
連載開始から20年が経ち、最新の設定資料集として刊行された。当初の構想の後に創作した部分に従来の設定と矛盾する点が多々発生しているが、デザインズの設定が優先される。合計4巻が刊行される予定だが、現在発売されているのは第2巻まで。
トイズプレス社は、ニュータイプ元編集長の佐藤良悦が北原照久と共同で1986年に設立した企業である。永野護は1987年より同社の副社長を務める。
本編の再収録が主たる内容となった中綴じ形式の冊子。1冊の中では収録されているエピソードは連続性があるものの、他のTOJとは順不同。年4回の発行だったが、収録が本編に追いつきつつあるためか、第35号より年2回となり、本編の休載もあって第38号をもって休刊となっている。
表紙は、第1号から第10号までシル・ヴィス・レス・ヴィーナス。第11号以降は登場人物もしくはMHの設定カラーイラスト。表紙イラストのイメージカラーで枠取りがされていたが、第20号からは無くなった。定価は第9号まで1,200円、以降1,500円。第22号は表紙キャラクターの違いで3種類発売されたが、不評だったからかその後はこのようなことは行われていない。
事典。これを拡充して再編集したものがクロニクル・ファーストエディションである。現在絶版のため、若干のプレミアが付いている。ただし内容的にはかなり古いため、コレクターズアイテムと割り切ってよい。
ファティマファッションであるデカダン・スタイルが他のアニメや漫画で真似されたことへの反発で行われたプラスティック・スタイルの発表より、ファティマを主とした設定資料集。
キャラクターズ#3の続巻。永野による以前の設定に永野の校正を経ていないと思われる第三者執筆の設定を追加したもの。本編に関係がなかったり冗長な項目も多く、事典として内容の信憑性に疑問がある。
クロニクル・ライトの未収録集。ライトでファーストエディションから削除した部分を収録。双方でクロニクル2相当になる。
EPWING形式の電子ブック。パソコン用の検索プログラムが同梱されるようになったが、同梱の閲覧ソフトの使い勝手が良くない。
本編に設定の変更が度々行われているにも拘らず、最新の設定に合わせた再執筆がされておらず、内容の矛盾が多々ある。発刊された書籍などで少しずつ設定を公開していくことから設定を1冊にまとめた事典としては意味があるが、内容に問題がある。

 

[ 995] ファイブ : NHKドラマ
[引用サイト]  http://www3.nhk.or.jp/drama/news_five/html_five00.html

このドラマは、バスケットボールの国内最高リーグであるスーパーリーグを舞台にしたスポーツ・エンターテインメント・ドラマです。スピーディーで熱いバスケ・プレーとさわやかな感動! ご家族で楽しめる最高のドラマを、オリンピックイヤーの年頭にお届けします!!
ミスター・バスケットボールと呼ばれチームを何度も優勝に導いた主人公・佐山(岸谷五朗)だったが、突然チームが解散。引退を覚悟した佐山に万年最下位チーム「あおなみファイターズ」からオファーが。「いい歳してバスケなんかやめちゃいなよ」反発する娘だったが、佐山のプレーに魅せられ長年連れ添ってきた妻・今日子(高島礼子)は一言「行きましょう」。
日本を代表するバスケットプレーヤーで、学生時代からナショナルチームに選ばれた。実業団に入ってからも何度もチームを優勝に導いた。2002年、チームが突然廃部となり、会社からリストラされる。精密機器メーカー「あおなみ」が有する「あおなみファイターズ」というチームに拾われ、家族と共に川崎市から名古屋郊外に移り住む。バスケが人生で、勝つことが自分に課せられた役目と信じている。故にストイックで真面目で完璧主義者。今まで、家庭や、チームメイトさえ顧みたことはなかった。
佐山の妻。スポーツを愛し、縁があり佐山と知り合い、結婚した。バスケを愛する夫の一番の理解者。家庭を顧みない夫に代わり家の中心として二人の子供を育て、バスケ・プレイヤーの夫を支える。おおらかだが、性格ははっきりしており、芯は強い。
シニカルさを装ってはいるが、心の中の炎は熱い。チームメイトから一目置かれる冷静さもあわせ持つ。学生時代から怪我に悩まされてきた苦労人。佐山の移籍後、体に限界が来て、引退、リストラされる。まだ小さな子供が三人いる。
佐山と同じポイントガードというポジションのプレイヤー。佐山の移籍で、控えに回ることになる。前にいたチームが休部し、引退を迫られたが、このチームで頑張っている。明るくお喋りで、いたずら好き。あおなみファイターズのムードメーカー。
サラリーマンのような風貌で、いつも笑顔を絶やさない。生活がかかっているのだから、体をいたわり長くプレーを続けたいと思っている。しかし、ゲームが始まると、プレイヤーとしての魂に火がつき、ハッスルプレーを連発。その落差が魅力のプレイヤー。
彼もまた、何度も所属していたチームが廃部に見舞われ、一度は引退したが、このチームで再出発した。一度も優勝した経験がなく、優勝を人一倍強く夢見ている。大柄な体を生かしたディフェンスと、意外に軽いステップでのフェイントが武器。酒が大好き。
自身もバスケ選手だった。リストラされたベテラン選手たちを集めるアイデアは彼が考えた。ベテランが多いチームなので、細かい指導はせず、プレイヤーたちに任せる。プレイヤーの自主性が、プレイの創造性を産むと考えている。
佐山がいたチームのルーキー選手。スタープレイヤーとして脚光浴びながらの入部。ミスターバスケットボール・佐山を尊敬しつつも、もう佐山の時代ではないとも思っている。廃部の後、常勝チームであるセントラルモーターサンシャインズに移籍して、ポイントガードとして活躍。やがて、佐山の宿敵となる。
昨今、日々目にするドラマの中、好きだからくっつき、嫌だから離れる。何か問題が起これば妙に孤独になったりする。そんなことが多すぎませんか? 好きだろうが嫌いだろうが、気が合おうが合うまいが、一緒にいなきゃいけない。そして、前へ進まなきゃいけない。それが現実。そこにある覚悟を、そこにある切なさを、このドラマに感じていただければ幸いです。
見目麗しい若者たちがわんさか出演するわけでも、歴史を画する事件を描いているわけでもありません。でも、大人が汗水たらして挑戦する姿を、とりわけ子供たちに見ていただきたい。年齢にかかわらず、スポーツを愛するかいなかにかかわらず、皆様に楽しんでいただけるドラマです。
白状すると、私はスポーツ選手の「プレイを楽しみます」というコメントに弱い。若い選手の「楽しみます」も瑞々しい気負いがくすぐったく微笑ましいが、何と言ってもベテラン選手の「楽しみます」がいい。そこには人生の真実が凝縮されている、と私は思う。自分も人生というプレイを楽しめるような歳のとりかたをしたいなぁ?、こんな気持ちがドラマにできないかなぁ?、と思っていた矢先、平山讓さんの「ファイブ」というノンフィクションに出会った。幸運は続いた。稀代のエンターテイナーであり、バスケが大好きな君塚良一さんが脚本を快諾して下さった。岸谷五朗さん、筧利夫さんはじめ、今をときめくオジサンたち(失礼!)が出演を引き受けて下さった。紅一点は、何より美しい高島礼子さんだ。音楽は、以前ライブを観に行ってその超絶テクに度肝を抜かれた押尾コータローさん。肉体勝負のドラマに、ギター1本で挑んで下さることになった。
振り返れば、この時点で私の役目は終わっていた。何故なら、スポーツという世界で「演出」という「ウソ」は通じないから。1ヶ月の過酷なトレーニングを経て、オジサンたちは本当にバスケに挑戦したのだ。ドラマに登場する試合シーンに、吹き替えや合成などの映像フェイクは一切使っていない。これは、俳優たちと優秀な指導者たち、そして献身的なトレーナーたちの努力とチームワークの賜だ。私は、彼らの情熱にただただ頭が下がる思いだ。そして、新年の幕開けに、こんな熱いドラマをお届けできることを、ちょっと誇らしく思う。

 

[ 996] Amazon.co.jp: ファイブ: 平山 譲: 本
[引用サイト]  http://www.amazon.co.jp/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%96-%E5%B9%B3%E5%B1%B1-%E8%AD%B2/dp/4140808977

親会社の経営不振で強豪バスケットボール部が突如廃部に。リストラされた社員選手は都落ちし、優勝経験のないチームへ移籍。そこで出会ったのは、拾われ、集められた個性豊かなメンバーたち。地方の小さな町から、日本一を夢見て燃焼する30代の5人。若きスター田臥勇太らが所属する王者に挑む「リストラ戦士」が、死闘となった最終戦で見つけたものは―。これは現代版「七人のサムライ」だ!バスケットボールに生きる、切なく激しい男たちの挑戦。待望の最新書き下ろし「人間ノンフィクション」。
経営不振により強豪バスケットボール部が廃部。リストラされた選手たちは、優勝経験のないチームへ移籍。30代の5人の、「リストラ戦士たち」の壮絶なドラマ。バスケットボールに生きる、切なく激しい男たちの挑戦。
久しぶりにすごい本を読んだ。バスケををやっていたのでJBLはわりとみていたが、アイシンというチームはいつも勝っていて名門で強いところなんだなと見ていたときには思っていた。本屋で何気なく手にとって見た表紙にアイシンのメンバーがうつっていたので、何も考えずにレジへ持っていった。家に帰って読んでみて始めてアイシンというチームがわかった気がした。バスケの本だけど、バスケをやってない人でも絶対読んでみるべきだ。監督の鈴木貴美一さんの言葉がすごくよかったです。
リアルだ。胸が熱い。熱い熱い。
サッカーや野球など、日本のメジャースポーツの選手の自伝やドキュメントがおもしろいのと変わらずこの本がおもしろいのは、それらのスポーツの一流選手たちと変わらずバスケの選手たちが素晴らしいから。

さまざまな人生(今までの栄光や挫折など)を歩んできたアイシンの選手たちだけでなくさまざまの人のことがきめ細かく書かれていてすごく感動的な本でした
リストラなどの挫折を味わった30才過ぎのバスケプレーヤー達が、
アイシンと言う無名のバスケットチームを優勝に導くまでの感動を綴った本。...
あのアイシンの中心的プレーヤー、佐古賢一のいすゞ自動車時代〜アイシンまでが良くわかります。バスケ好きに限らず、どんな人が読んでも面白いと思います。是非読んでみて...
アイシンの事を何も分からずにいましたが、この本を見てアイシンの事なら任せろ!!っていう気分になった。大好きな外山さんの事も分かったし。やっぱり、バスケって良いな...
バスケ本ならロドマンのとかのほうが面白かった。もう少し試合の描写を細かく書いて欲しかった。だから、”これは現代版七人の侍”とか帯に書いてたけど、そうは思えない(...
自分はバスケットはしないけれど、この本を読んでいまのバスケット界が置かれている現状を知った。この本を読むとスポーツへの接し方、プロ化というものを考えさせられる。...
決勝戦で鈴木監督が「リラーックス、リラーッス、さあ、今夜もバスケットボールを楽しもうぜ!」といわれたのは、スゴクいい、心を元気にする言葉だと思う。決勝戦だけど、...
映画化されるそうですが、この本の筆者の書き方が映画のようです。回想シーンの入れ方、選手一人一人の説明をしながら、時系列を進めるなど、表現が巧みです。続きを読む
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